給与支払実績にもとづいた人員配置を実現する方法とは?
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こんにちは。SmartHRプロダクトマーケティングマネージャーの里井です。
SmartHRでは、2024年2月より、配置シミュレーション機能と給与明細機能が連携し、「従業員一人ひとりの給与の支払実績」「部署ごとの合計給与支払額」を確認しながら人員配置を検討できるようになりました。
本稿では、給与支払実績にもとづいた人員配置を進める方法をご紹介します。(リリースのお知らせは下記からご覧いただけます。)
連携の背景
人員配置の最大の目的は、「人員充足」です。いかに不足する人材を補うかが企業成長のカギになります。しかし、やみくもに人材を集め、配置するのではなく、生産性の観点から売上に対して各部署・店舗で定められた人件費の範囲内で人員配置の検討を進める必要があります。
この際、よく利用されるツールに表計算ソフトがありますが、表計算ソフトでは各従業員・部署・店舗の人件費の確認が難しく、検討を進めにくい場合があります。そこでこの度、配置シミュレーション機能と給与明細機能が連携し、給与支払実績を確認しながら人員配置を検討できる連携をリリースしました。

表計算ソフトでの人員配置検討のイメージ
連携によりSmartHRでできること
従業員一人ひとりの給与支払実績の確認
SmartHRの配置シミュレーション機能と給与明細機能の連携により、シミュレーション画面において、従業員ごとの「直近3か月の給与の支払実績」が表示されます。

部署ごとの合計給与支払額の確認
部署統計情報からは「部署ごとの合計給与支払額」も確認でき、異動シミュレーション前後の合計給与支給額を確認しながら人員配置の検討が可能です。

活用イメージ・ユースケース
生産性を担保した配置検討
給与支払実績を配置検討に活用することで、生産性を担保しながら「人員充足」を進めることが可能です。
人員充足のための配置
部署や店舗の人員を増やす場合、部署ごとの合計給与支払額を確認することで、人件費の範囲内で最適な人材を選定できます。
戦略的な配置検討にも活用できる
SmartHRの配置シミュレーション機能は、エンゲージメントサーベイや従業員のスキル情報、評価結果も確認しながら配置検討を進められます。
これらの機能とあわせて、給与支払実績を確認しながら配置検討を進めることで、生産性の高い組織づくりを担保しながら、戦略的な配置検討も進めることができます。
事業成長のための配置
新店舗や新規事業の立ち上げを機に新たな部署を設立する場合、配属先でも高いパフォーマンスを発揮できるスキルや評価結果を備えた従業員を配置します。このときに従業員のスキルや評価結果とあわせて、店舗や部署ごとの合計給与支払額を確認することで、人件費の範囲内で異動が可能かどうかを確認できます。
人材育成のための配置
優秀な若手をハイパフォーマーのもとで経験を積ませ、将来の幹部候補として重点的に育成したい場合、若手とハイパフォーマーが同じ部署で働くことで、部署全体の人件費のバランスがどう変化するのかを確認できます。
連携機能を活用する3つのステップ
実際に、本連携機能を活用して人員配置を検討する方法をご紹介します。
ステップ1:給与明細機能を活用する
まずは、給与明細機能の活用を進めます。
給与明細機能は、給与計算ソフトや表計算ソフトから出力した計算結果(CSVファイル)をSmartHRに取り込み、給与明細・賞与明細を従業員に配布できる機能です。
ステップ2:配置シミュレーション機能で権限を設定
次に配置シミュレーション機能で閲覧権限を設定します。
閲覧できる項目セットの編集画面にて[オプション機能]をクリックし、設定後に[更新]を押してください。閲覧できる項目セットの詳細については、ヘルプページをご確認ください。

ステップ3:配置シミュレーション機能で給与支払実績を確認し、人員配置を検討
配置シミュレーション機能で、「従業員ごとの直近3か月の給与の支払実績」と「部署ごとの合計給与支払額」が確認できます。
給与支払実績にもとづく人員配置で、企業成長を後押し
本稿では、給与支払実績を配置シミュレーション機能で確認し、人員配置に活用する方法をご紹介しました。SmartHRの配置シミュレーション機能と給与明細機能の連携により、人件費の範囲内で人員充足を進めることが可能です。また、配置シミュレーション機能をフルに活用することで「事業成長」「人材育成」などの戦略的な人員配置にも寄与できます。
本連携について詳しく知りたい方は、お問い合わせください。

お役立ち資料
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【こんなことがわかります】
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