1. SmartHR ガイド
  2. 機能解説

〜新機能のご紹介〜 SmartHR「学習管理」

公開日
目次

​​こんにちは。SmartHRプロダクトマーケティングマネージャーの野沢です。
このたび、SmartHRでは新機能「学習管理」の提供を開始しました。
SmartHRの学習管理は、研修コンテンツ・テストをSmartHRで配信・受講できる機能です。本稿では、「学習管理」の概要とともに、解決できる課題やユースケースをご紹介します。

SmartHRの学習管理とは

SmartHRの学習管理は、動画やPDFをSmartHRにアップロードすることで、研修コースを配信できる機能です。従業員への受講依頼や受講状況の管理にも対応し、担当者の研修管理の効率化を促進します。

また、従業員の研修情報はSmartHRで一元管理し、タレントマネジメント機能へ自動連携されるため、研修業務に留まらず、リスキリングをはじめとする人材育成施策にも活用できます。

SmartHRの学習管理の管理者の研修依頼管理画面

▲ 管理者の研修依頼管理画面( ※ 実際の画面と異なる場合がございます。)

研修業務において解決できる課題

オフラインで研修を実施・表計算ソフトで研修情報を管理している場合

(1)従業員への研修実施の周知や研修場所の確保に手間がかかる

従業員はSmartHRで配信された研修コースをパソコン・スマートフォンから受講できます。時間や場所にとらわれずに研修を受けられることで、従業員の成長を後押しします。

(2)研修の進捗を把握できない

従業員の受講状況は一覧で確認でき、誰が受講済・未受講なのかを簡単に把握可能です。担当者の進捗管理にかかる業務負荷を大幅に軽減します。

(3)研修を管轄する部門ごとに情報が散在している

研修の受講状況や結果はSmartHRに一元管理されるため、情報がバラバラに管理されることはありません。また、従業員はSmartHRのタレントマネジメント機能と同じアカウントで研修を受講できるため、担当者は新たにアカウントを管理する必要はありません。

学習管理システムで研修を実施・管理している場合

(1)学習管理システム内の情報を従業員データベースに突合する手間がかかる

SmartHRの学習管理はタレントマネジメント機能とのシームレスな連携により、システム間の連携を効率化。都度データを突合する必要はありません。

(2)研修管理が目的になり、本来果たすべき人材育成まで目が行き届かない

SmartHRの学習管理は、研修コンテンツの準備・配信・管理をはじめ、研修業務の効率化を担保しながらタレントマネジメント機能と連携できるため、研修情報をもとにした人材育成を加速させます。

運用イメージ

SmartHRの学習管理は、研修の配信・受講をはじめ、研修情報の可視化、SmartHRのタレントマネジメント機能とのシームレスな連携により、研修業務の効率化を進めながら、データにもとづく人材育成をワンストップで実現します。

SmartHRの学習管理の運用イメージを示した図

(1)研修の配信・受講

動画やPDFを用いて研修コンテンツを作成します。研修後のテストもSmartHRの画面上で作成できるため、テストを含む研修コースを配信する仕組みを簡単に構築できます。受講依頼はSmartHRから対象の従業員を選択することで進められ、従業員はSmartHRから研修を受講します。( ※ テストの作成・配信は初期リリースに含まれません。初期リリース後に順次対応予定です。)

SmartHRの学習管理の研修配信画面のキャプチャ画像


(2)研修の管理・データの蓄積

従業員の受講進捗や履歴、結果といった研修情報はSmartHRの学習管理に集約されます。受講済・未受講など、従業員の受講状況を一覧で確認することで、未受講者への催促がスムーズになり、セキュリティやコンプライアンス研修など、必ず受講しなければならない研修の受講漏れを防ぎます

SmartHRの学習管理の研修を管理する画面のキャプチャ画像

(3)研修情報をはじめとするデータの活用

SmartHRの学習管理に集約された研修情報はキャリア台帳機能と自動連携し、キャリア台帳上で部署や役職、評価結果、保有スキル、経歴などの人事データとともに、修了した研修を確認できます

次に具体的なユースケースをご紹介します。

SmartHRのキャリア台帳のキャプチャ画像。キャリア台帳の画面上で研修情報が閲覧できることを示す。

ユースケース

SmartHRの学習管理をSmartHRの他機能と組み合わせて活用することで、さまざまな場面で効果を発揮します。

(1)伸ばすべきスキルの選定から研修の実施(学習管理 × スキル管理)

スキル管理機能で可視化した従業員のスキルをもとに、企業・部署で伸ばすべきスキルを選定。スキルアップに必要な研修を学習管理機能で実施します。

(2)研修の実態調査・改善(学習管理 × 従業員サーベイ・人事評価)

研修に対する満足度やコンテンツの内容について、従業員サーベイでアンケートを取ることで、研修内容の改善に役立てられます。また、人事評価機能を用いて研修や人員配置によって、評価がどのように変化したのかを確認できます。

(3)人員配置検討(学習管理 × 配置シミュレーション)

人員配置検討時に必須の研修を修了していることに加え、任意の自己研鑽研修に積極的に取り組むモチベーションの高い従業員が誰なのかを把握します。こうしたモチベーションの高い従業員に研修での学びを活かせる人員配置を実行することで、従業員の成長を後押しします。

(4)キャリア面談・1on1での活用(学習管理 × キャリア台帳)

キャリア面談や1on1の際、学習管理機能やキャリア台帳機能から研修情報を確認し、従業員がどのようなことに興味をもち、どのような将来を考えているのかを把握できます。また、把握した内容をもとにキャリアプランに沿った面談を進めれば、従業員のエンゲージメント向上につながります。

研修業務の効率化から研修情報をもとにした人材育成までを一気通貫

企業の成長を止めないためには、従業員の能力をいかに向上させられるかが大きなポイントです。そのためには、研修の実施はもちろんのこと、いま伸ばすべきスキルの整理・選定と、研修での学びを活かす場の提供が非常に重要です。

SmartHRは学習管理機能をはじめとするタレントマネジメント機能が充実しています。研修の配信だけでなく、従業員のスキルの把握やサーベイの実施、人員配置検討と研修業務のサイクルを回し、効果的な人材育成をワンストップで実現します。

お役立ち資料

3分でわかる!SmartHRの学習管理

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