Q:部下から「私は〇〇さんのように強くなれません」と言われました。どう答えればよい?【人材マネジメントQ&A】
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少子高齢化が進む現在では、優秀な人材を採用・確保・育成するために、人材マネジメントの重要性はますます高まっています。この企画では人事担当者が見えにくい「マネジメントの悩み」を人材マネジメントのプロが解説。ビジネスの現場でマネージャーが抱える課題に効果的なヒントをご紹介します。
A:もしかしたら「知らないうちに、なにか時代錯誤な価値観を押しつけているかも」と自分に問いましょう。
私もかつてはメンバーから「小竹さんのように強くはなれません」と愚痴っぽく言われたこともありました。ただ、自分自身を振り返っても「強い女性である」という意識は毛頭ありません。
ただ、相手からは、きっと強く見えてしまっていたのでしょうね。さらに私はそれを気づかず、押しつけていたのかもしれません。反省です。
その人が置かれている環境や価値観が異なるというのを前提に、自分と同じことを押しつけてしまう。それも無意識にしている場合があります。
自分らしく振る舞ったほうがいいのではという気持ちで対話を進める
チームのメンバーは、想像している以上に仲間の、とくに上司の一挙手一投足を見ています。もし同僚から「強いんですね」と言われたら、そう見えているのでしょう。その事実を否定することはありません。
自身とのギャップを感じるのであれば、なにか自分がちょっと押しつけていないか、そしてもっと自分らしく振る舞ったほうがいいのではないか、というような気持ちで対話を進めていくのがよいかもしれませんね。