「熱はないのでリモートします」許可 or 休暇指示の判断基準は?|労務のお仕事Q&A
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Q:体調不良者のリモート勤務、どう対応すべき?
相談者
部下から「熱はないのですが頭痛がするので、今日はリモートに切り替えます」といった連絡を受けるケースが散見されます。
本人の意思を尊重したい反面、本当は休んだ方がいいのでは、と感じることも少なくありません。管理職が部下の健康を守るために、このような申し出にどのように対応するのが適切でしょうか?
A:体調に応じた「リモート or 休養」の判断で、プレゼンティーイズムを防止しましょう
宮原 麻衣子
体調不良時の業務遂行は、プレゼンティーイズム(※)に直結する可能性があります。
働いているつもりでも実際は生産性が低下し、かえって体調不良の状態が長引いたり症状を悪化させるリスクがあります。
まずは体調不良の状態を確認し、軽微な症状で業務遂行可能と判断される場合はリモートワークに切り替える、症状が重く業務に支障が出そうな場合は休養を勧める必要があります。
「無理しないで」程度の声かけだと、責任感の強い労働者は休みにくいものです。プレゼンティーイズムの状態で勤務を続けるリスクと、しっかり回復に専念することも重要な役割であると理解してもらいましょう。
※プレゼンティーイズムとは、出勤しているものの心身の不調により業務効率が低下し、本来のパフォーマンスを発揮できていない状態のこと

特定社会保険労務士
2003年、メンタルヘルスの専門家である精神保健福祉士資格を取得し、精神科医療機関等で勤務。2015年に社会保険労務士登録、2017年に特定社会保険労務士となり、労働社会保険関係法に関する専門家として企業の労務管理のコンサルティング業務を担う。また精神保健福祉士養成の専門学校にて後進の育成に携わるほか、労務管理全般やストレスマネジメントに関する研修等において講師を務める。健康経営エキスパートアドバイザー。

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