コミュニティで人事・労務のお悩み解決?「PARK」の魅力をリーダー4人に聞いてみた
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こんにちは! SmartHRユーザーコミュニティ「PARK」運営チームです。
人事・労務に関わる皆さんは、気軽に誰かに相談したくても、業務の性質上それができずに1人で悩みを抱えていませんか?
SmartHRでは、会社の垣根を越えて、全国津々浦々、業種・規模を問わずSmartHRユーザーが集まる「PARK」という名のコミュニティを運営しています。
※これまでのPARKの活動については、歴史に残る人事・労務コミュニティを目指して。SmartHRユーザーコミュニティ「PARK」2022年の活動まとめをご覧ください。
2022年7月には、SmartHRユーザーのSNS「PARK online ベータ版」をローンチ。その公開にあわせ、SmartHRユーザーの中から、コミュニティを先陣を切って盛り上げるべく4名の「コミュニティリーダー」が誕生しました。
本稿では、コミュニティリーダー4名をお迎えし、「PARK」が役立ったエピソードや「PARK online」の今後について語っていただきました。
担当者共通の悩み「自社の運用が最適なのか判断できない」
皆さんがPARKに参加したきっかけを教えてください。
竹内さん
日頃からSNSを使って積極的な情報発信を心がけているのですが、人事にまつわるnoteを公開したところ、PARK運営チームの目に留まり声をかけてもらったことがきっかけです。
当時はまだプラットフォームである「PARK online」は構想段階でしたが、PARKの展望のお話を聞いて「これは面白くなるぞ……!」とワクワクしたのを覚えています。
大谷さん
私が参加したころは、今以上に世間のコロナ禍に対する意識が強く、対面で誰かと気軽に会ってお話しするのが難しい状況だったんです。
そのときにはすでにPARKの活動も始まっていて、オンラインでも度々イベントが開催されていることを知りました。これなら気軽に参加できて、他社の人事や労務の方と交流できると思い参加しました。
佐藤さん
私がPARKに参加した背景としては、自社の労務業務が本当に正しい運用なのか、最も効率的な運用なのかが判断できない悩みがあったんですよね。
渡辺さん
私も同様です。これまで自社で実施してきた取り組みについて、後になって振り返ると「ずいぶん遠回りしてきたな……」と思うことが度々あります。自社に近い業界や規模のメンバー、各々の専門性を持ったメンバーによる知見が集まるPARKは、過去の私が一番必要としていた場でしたね。
ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ株式会社 渡辺 歩さん
皆さんの当時のお悩みが伝わってきます。実際、PARKに参加してみてどのような印象ですか?
佐藤さん
本当に幅広く、さまざまな会社の人事・労務担当者が参加しているコミュニティだと思います。地域としても全国から参加されているので、日本の人事・労務の“イマ”を感じ取れるところが気に入っています。
竹内さん
もちろん参加者によって濃淡はありますが、PARKという場に対して「何か貢献したい」という思いをもっている人が多いように思います。特定の人だけでなく、幅広い参加者がアクティブに投稿している点にもそういった思いが反映されているのかなと。
私自身もそうですが、コミュニティを通じて何か役立つ情報を得たのであれば、代わりに自身の経験や伝えられる範囲内で自社の運用体制などを積極的にシェアしようという人が多いのでしょうね。
佐藤さん
そこは人事・労務という職種の性質があるかもしれませんね。ほかの職種のコミュニティであればまた雰囲気が違うかもしれませんが、人事・労務は社内で各所から問い合わせを受けることが多い職種なので、自然とおもてなしの意識が働く部分はありそうです。
大谷さん
確かに。だからこそ、誰かが困っていたり事例を求めていたら、率先して誰かが回答する良い循環が生まれているのかもしれませんね。
株式会社プレイド 大谷 菜保さん
運営メンバーとしてPARKの方向性を議論
参加者としてPARKに関わる期間を経て、2022年7月の「PARK online ベータ版」ローンチからは「コミュニティリーダー」として運営に関わっていただいています。リーダーとしての活動内容を教えてください。
渡辺さん
リーダー4名共通の活動としては、SmartHRのPARK運営チームと定期的に打ち合わせをして、PARKの今後や分科会(リーダー主催のイベント)の方向性を一緒に議論しています。
佐藤さん
私は前職で大手SIerに所属していたこともあり、ITツールを使いたおすことが特技なので、その特技を活かしてPARKの「DX分科会」を主催しています。DX分科会とは、人事・労務にまつわるITツールを各社でどのように使っているか、そもそもどのようなITツールを使っているのかといったテーマのお話をする会です。
大谷さん
最近だとPARK onlineのトピックが日々追いきれないくらいの投稿量になってきたので、新しく参加された方が知りたい情報にたどり着きやすいように、いかに検索性を高め、分科会のイベント情報をストックできるようにするかを議論しています。
今だと必要に応じて、過去のトピックにコメントして皆さんの目に触れやすいように掘り起こすこともあるので、今後は何かしらの対応を検討したいと思っています。
竹内さん
関連して、既存のPARK online参加者の方々はもちろん、これから新しく入る方に対してはとくに必要な情報をフローとストックと両方の形で触れられるようにできたらと考えているんです。
PARK onlineのトピックでリアルタイムに他社の事例やその時々で話題のテーマについて知りたい人もいれば、イベントレポートやホワイトペーパーなどある程度まとまったストック情報としてインプットしたい人、両方いると思うんです。
参加者の方がどちらのタイプであっても抵抗なく役立ててもらえるように、情報を整理していくことも重要な活動の1つだと思っています。
日々活発に意見交換されているPARK online画面イメージ
皆さんのスキルやアイデアを活かして、活躍されているのですね。そもそも、なぜリーダーをやってみようと思われたのですか?
佐藤さん
まずは、いつも懇意にしてもらっているPARK運営チームの方々からお声がけいただいたことですね。そのうえで、ほかの参加者の皆さんが抱えている悩みに共感することが本当に多く、少しでも解決につながるような活動をしたかったからです。
渡辺さん
リーダーだとそういった動きをとりやすいですしね。
佐藤さん
そうなんです。課題って各社とも似たりよったりすることが多くて、悩みを一緒に共感して、解決に近づけられたときには、何ともいえない結束感が生まれるんですよね(笑)。
大谷さん
わかります。私も気持ち的には、CS(カスタマーサクセス)のつもりです(笑)。
渡辺さん
ある意味、私たち自身が一番夢中になっている部分がありますよね。私は「すまつた分科会(SmartHRを使いたおす分科会)」を定期開催していますが、これも、私自身がSmartHRを活用する知見を知りたいから開催しています。
株式会社静岡新聞社/静岡放送 竹内 大樹さん
会社を越えて“横のつながり”をもてるのがPARKの魅力
皆さんのご経験を踏まえ、どのような場面でPARKが役立ちそうですか?
渡辺さん
1番は他社の運用や組織の体制など、生きた事例を学べることですね。参加者のなかには自社と同規模の会社の方もいらっしゃるので、より実践的な情報として役立ちます。同じ人事・労務というだけでなく、同じSmartHRユーザーでかつ、同規模あるいは同業の担当者さんのお話はより貴重です。
あとは業務で疲れたときの「息抜き」といった用途もあります(笑)。気分転換も兼ねてPARK onlineのトピックを見ることもしばしば。
佐藤さん
私が価値を実感した例を1つ挙げると、実務で従業員の「休職」と「復職」に関するフローで一部曖昧な部分があったのですが、他社の皆さんの運用をヒアリングすることで自社の運用フローを整理して新たに構築できたんです。これはPARKというコミュニティがあったから解決できたことだと思っています。
株式会社SUPER STUDIO 佐藤 耕平さん
PARKのコミュニティならではの事例で素敵ですね。
渡辺さん
あとは会社を越えて同じ職種の担当者同士、仲間意識が芽生えるのは目に見えない付加価値ですよね。さきほど自社の人事・労務の運用が本当に最適なのか判断できないという話もありましたが、業務の性質上どうしても孤独を感じてしまう経験をした方も多いと思うんです。とくに毎月の給与振込の時期など。
ちょうどPARK onlineでも給与振り込みの追い込みの時期にタイムリーにトピックがあがっていて、真っ只中のタイミングで大谷さんが奮闘されている様子を書き込まれていたんですね。それを見て「おっ。いま大谷さんも頑張ってるから、私も頑張ろう!」って素直に思えたんですよね。追い込みの時期だったのでなおさらですが、心の支えになっています。
ちょうど先日、PARK参加者の皆さんに向けて実施したアンケートの回答が届いています。回答の一部を抜粋してご紹介しますね。
PARK参加者の声
・「年末調整では他社さんの運用をたくさんお聞きし、真似させていただきました! 同じスケジュールで対応している会社さんが多かったので、みんな頑張っている!! と仲間意識がありました(笑)」
・「同じ勤怠管理ツールを利用している方々と、オンラインで悩み相談をする場を作れました。そこで得た情報をもとに社内運用を一部変更しています」
・「マネジメント研修について話したり、評価制度の課題感を伺ったりしました。実際の経験にもとづくお話なので、学んだことを日頃の立ち振る舞いに活かしています!」
・「自作のヒントメッセージを公開して共有しました。他社さんで使用する際に、社労士さんに問題ないことを確認いただけたとのことで、自分のアウトプットに対してお墨付きをもらえて自信につながりました!」
・「運用面で他社さんがきちんとやっていると、自社でもきちんとしないとなぁと思いますし、逆に他社さんが厳しくて大変な思いをされているのを知ると、もう少し自社ではゆるくやってもいいのかなという気づきになり、当たり前を見直すキッカケになりました」
コミュニティリーダーが描くPARKの未来
最後に、PARKを今後どのようなコミュニティにしていきたいですか?
佐藤さん
PARKをきっかけに、人事・労務に携わる方が少しでも「もっと会社を良くしたい」「人事労務の業界全体を良くしたい」という思いを持ち、その先にいる各社の従業員の方々が安心・安全に働ける環境が整って、日本の『働く』がより良いものになっていけばいいなと思っています。
大谷さん
会社やプロダクトの枠を超えた、人のつながりで成り立っている温かいコミュニティです。悩みや課題に寄り添いながら新しい気づきも得られる、そんな存在にしていきたいです。
渡辺さん
参加者同士のピュアな貢献欲求で溢れる場にしたいです。自ら情報や事例を発信すればするほど反響になって返ってくる場、Giveの精神で溢れるコミュニティって素敵ですよね。
竹内さん
人事・労務で困ったら、とりあえずSmartHRのPARKに参加してみるかって、世の中がそんな雰囲気になっている状態を作りたいです。
素敵なお話をありがとうございました。ぜひ参加者の方々にとって価値ある場になるよう、盛り上げていきたいですね!
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PARK忘年会 2022の集合写真
「PARK online」について渡辺さん、竹内さんが書かれたnoteもあわせてご覧ください。