〜新機能のご紹介〜労務・人事と共に採用業務も効率化できるSmartHR「採用管理」の特徴
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この記事でわかること
- 「SmartHR採用管理」の機能概略
- 「SmartHR採用管理」で解決できる課題
- 今後のさらなる機能開発の内容
目次
こんにちは。SmartHRプロダクトマーケティングマネージャーの北原です。
この度、SmartHRでは新機能「採用管理」を提供することになりました。採用管理とは、求人・応募に関する情報や選考結果を管理できる機能です。
今回は、SmartHR採用管理の特徴や活用イメージ、今後の機能拡充の予定についてご紹介します。
中途採用の応募者管理でこんな課題はありませんか?
昨今の日本経済では、労働人口の減少、雇用の流動化などを背景に、多くの企業が中途採用を積極的に進めています。株式会社マイナビが行なった「中途採用状況調査2024年版(2023年実績)」によると、2023年に中途採用活動を行なった企業の年間平均採用人数は21.8人。2012年に調査を開始して以来、過去最高の採用平均採用人数を記録しています。
また、同社の「中途採用実態調査2023年版」では、採用担当者の中途採用活動の課題についても明らかになっています。
2021年の調査結果と比較すると、「応募者管理が煩雑」という課題が、26.8%から28.8%に毎年増加傾向にあり、採用人数が増えたことによって課題感が増したのではないかと考えられます。
たとえば、以下のような悩みに心当たりはないでしょうか。
- 紙で郵送されてきた履歴書・職務経歴書をスキャンしてフォルダに格納したり、応募者管理用のファイルに情報を打ち込んだりする作業を手間に感じている。また、面接官に応募者の情報を共有するにも、逐一メールで送付する必要がある。
- 選考の進捗や結果を管理する応募者のリストと、面接の評価を記入してもらうファイルが別々に管理されている。そのため、常にいくつものファイルを参照しなければいけない。
- 選考の進捗や結果に更新漏れが発生しやすい。常に最新の情報を反映するためには、面接官や関係者との密なコミュニケーションが必要になる。
こうした悩みを解消する方法の1つに「採用管理システム」があげられます。採用管理システムは、「ATS(Applicant Tracking System)」とも呼ばれます。求人情報、応募者の個人情報、選考の進捗、評価者が記入した評価といった採用活動におけるさまざまな情報を一元管理できるシステムです。
しかし、「直近の応募者対応に手一杯でシステムを調べる時間もとれない」といった声も耳にします。
Indeed Japan株式会社が実施した「採用担当者の業務実態」に関する調査によると、採用だけでない他部門との業務を兼務している採用担当者は72.4%にも及ぶそうです。限られた時間で採用業務を進めなければならない採用担当者にとって、システムの導入検討自体が重たいタスクになっていると予想できます。
頑張って調べて導入したとしても、設定のための時間を確保したり、既存の業務フローを変更したりする必要があるのではないかなど、ツールが増えること自体に不安を感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
導入したい、でも導入のために必要な時間を捻出できない。そんなジレンマを抱えている採用担当者の方に、ぜひSmartHR採用管理をおすすめしたいです。
SmartHRの「採用管理」なら
労務・タレントマネジメント機能とともに簡単導入!
SmartHRの採用管理は、労務・タレントマネジメントの機能とともに導入でき、データもあわせて一元管理できます。同じシステム上で完結するため、システムが増える心配もなく、業務効率化を実現できます。
特徴(1)候補者の情報や選考結果を一元管理
候補者の情報や選考結果を同じ画面上で管理できます。候補者の情報は、氏名やメールアドレス・電話番号といった個人情報に加え、履歴書や職務履歴書といった書類も登録可能です。
メモを利用することで、選考の進捗やネクストアクションも管理できます。選考結果は採用決定、辞退、お見送りから選んで登録できます。
特徴(2)採用決定から入社手続きまでSmartHR上で完結
採用が決定した候補者の情報は、そのままSmartHR基本機能に従業員として登録できます。採用管理機能に登録されていた情報は自動で連携されます。
入社手続きに必要な情報が不足している場合は、招待時に従業員に入力を依頼することもでき、採用から労務業務への接続も効率化できます。
継続的な機能拡充で「採用サクセス」を実現
採用のゴールは、自社にあったよい人材が入社してくれることだけではありません。入社した人が長く活躍し続けてくれることも重要です。
そのためには、求人や候補者など採用に関わる情報の一元管理で、煩雑さを解消し、効率化できる機能だけでは不十分です。タレントマネジメントのデータを活用し、自社にあった人材の獲得・活躍を支援するような機能の提供も見据えています。
SmartHR採用管理は今後、以下のような機能を拡充し、業務効率化にとどまらない「採用サクセス」のためのツールを目指していきます。
※本件は予定であり、機能追加しない可能性もあります。
採用業務の効率化・データの集約
- 選考フローや評価者の管理ができる。
- 評価者が記入した評価が候補者情報と一元管理できる。
- 応募情報をエージェントが登録でき、採用媒体ととも連携できる。
- 日程調整など、候補者とのコミュニケーションを効率化・集約できる。
タレントマネジメントでのデータ活用
- 配置検討、人事評価、人材開発・育成などの場面で採用時の情報(評価・スキル・特性)も活用できる。
タレントに関するデータ全般を使った分析
- 長く活躍できる人材のスキルや特性を明らかにできる。
- 評価者の傾向を明らかにできる。
採用活動の改善
- 活躍している採用者のデータ分析をもとに人材要件や求人票を作成できる。
- 人材要件に合致する候補者を効率的に見極める選考フローを計画できる。
直近では、上記のうち以下2つの機能の開発を予定しています(2024年6月18日時点)。
- 選考フローと評価の管理:評価者が記入した評価も含めて候補者に関する情報を一元管理できる機能。
- SmartHRタレントマネジメント機能との連携:人事評価機能に蓄積している評価情報や、スキル管理機能に蓄積しているスキル情報などと一緒に、採用の情報を参照・活用できる機能。
開発時期は未定ですが、決まり次第順次お知らせしていく予定です。今後もSmartHRの採用管理の機能拡張にご期待ください!