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【Next2021】グラレポで振り返る!「VUCA時代の人材マネジメント」セッションまとめ

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目次

2021年6月22〜24日、「SmartHR Next 2021」を開催いたしました。テーマは「人材マネジメントが創る、VUCA時代の経営」。3日間に渡り、6つの切り口からセッションをお届けしました。

「VUCA時代の人材マネジメント」ロードマップ

本稿では、6つの切り口のうち、「VUCA時代の人材マネジメント」にフォーカスしたセッションを振り返ります。

1日目(Day1)は、「人事から経営を加速させるためのストラテジー」、2日目(Day2)は「より良い人材マネジメントのためのデータ活用とチームワーキング」、3日目(Day3)は、「人事労務のアップデート 〜Reスキルが導く未来〜」をテーマとし、3日間をとおして「VUCA時代の人材マネジメント」についてお届けしました。

当日のグラフィックレポートをもとに、セッションの雰囲気などをお伝えできればと思います。

Day1 人事から経営を加速させるためのストラテジー

戦略人事へのトランスフォーメーション

【セッション内容】

  • 企業成⻑をドライブする戦略人事へのトランスフォーメーション
  • 人事制度改革から始める、働きやすくサスティナブルな組織づくり
  • VUCA時代のマネジメントと人材育成の新しいかたち 〜テレワークで変わる管理・育成・評価〜
  • 戦略人事はいかに経営、組織を変えるか

「人事から経営を加速させるためのストラテジー」をテーマにお届けした1日目のセッション。

日本マクドナルド株式会社 落合 亨さんの講演からスタート。「日本型の雇用システムを変革するために、人事部門のチャレンジが不可欠である」という言葉が印象的でした。

人事制度改革から始める、働きやすくサスティナブルな組織づくり

つぎに、株式会社土屋鞄製造所 三木 芳夫さんとSmartHR 副島 智子による対談。人事制度改革により、家族経営の工房からパブリックカンパニーへと変革を遂げられたエピソードを伺いました。

株式会社パーソル総合研究所 髙橋 豊さんからは、VUCA時代のマネジメントと人材育成についてお話しいただきました。「会社は、仕掛けと仕組みで従業員と共に走っていくことが大事」というお話は、コロナ禍の今だからこそ共感された方も多いのではないでしょうか。

戦略人事はいかに経営、組織を変えるか

1日目最後のセッションは「戦略人事」についてのパネルディスカッション。パネラーは株式会社コロンビアスポーツウエアジャパン 佐竹 和枝さん、HIRAKUコンサルタンシーサービシズ 梯 慶太さん。モデレーターはProFuture株式会社 寺澤 康介さんが務めました。

戦略人事の3つの命題、課題は何か。どこから取り組むべきなのか。経営と現場の間で板挟みに合う人事業務のリアルな苦労や大変さが伝わるお話でした。

Day2 より良い人材マネジメントのためのデータ活用とチームワーキング

人材マネジメント入門

【セッション内容】

  • 人材マネジメント入門 〜理論と実践7つのツボ〜
  • 人事DXに向けたデータ活用の最前線と今日から取り組む第一歩
  • 【SmartHR導入企業登壇】人事が語る! エンゲージメントサーベイ活用で実現するより良い組織づくり
  • テレワーク下でもチームは強くなれる 〜3つの視点で考えるチームワーキングとは〜

2日目のテーマは「より良い人材マネジメントのためのデータ活用とチームワーキング」。1つ目のセッションは株式会社壺中天 坪谷 邦生さんによる「人材マネジメント入門」として、視聴者と意見を交わしながら理論から実践までを解説いただきました。

人事DXに向けたデータ活用の最前線と今日から取り組む第一歩

つづいて、データ活用についてのパネルディスカッションです。人事データ活用の可能性、何から着手すべきかについて、株式会社シンギュレイト 鹿内 学さん、ソニーピープルソリューションズ株式会社 丸吉 香織さんをパネリストに迎え議論しました。

また、エンゲージメントサーベイの活用事例について、SmartHR導入企業である株式会社ZEALS 笹原 哲さん、株式会社NOLTYプランナーズ 山﨑 健太郎さんにお話を伺いました。

テレワーク下でもチームは強くなれる 〜3つの視点で考えるチームワーキングとは〜

2日目最後のセッションは、立教大学 田中 聡さんによるチームワーキングについて。

「職場の課題はテレワークが原因なのではなく、すでにあった課題がテレワークによって浮き彫りになったのだ」というお話には、ギクっとした方もいらっしゃるのではないでしょうか。「全員がチームの視点を持てるかどうか」は、これからの時代、より求められる視点だと感じました。

Day3 人事労務のアップデート 〜Reスキルが導く未来〜

従業員がイキイキと働くために 〜一人ひとりが主役の働き方”開拓”〜

【セッション内容】

  • 従業員がイキイキと働くために 〜一人ひとりが主役の働き方”開拓”〜
  • SmartHR 人事労務研究所が提言する「労務業務の効率化がもたらす人事部門の未来」
  • 【SmartHR導入企業登壇】導入検討時を今、振り返る 〜課題設定から導入後活用まで〜
  • 【SmartHR導入企業登壇】業務効率化の先にある、人事担当者の新たな役割とキャリア
  • スポーツ界のマネジメント論から紐解く〜人と組織を強くするビジネス・メソッド〜

3日目のセッションテーマは、「人事労務のアップデート 〜Reスキルが導く未来〜」です。人事業務のリアルに迫ったセッションが多く実施されました。

株式会社スープストックトーキョー 江澤 身和さんからは、どのような環境であれば働きやすいのかという意見を従業員から吸い上げるエピソードが語られました。「働き方改革」を「働き方”開拓”」と解釈するというメッセージに共感された方も多いのではないでしょうか。

つぎに、「労務業務の効率化がもたらす人事部門の未来」としてSmartHR 副島 智子がお話ししました。「働き方改革を進め、戦略人事などへ対応するための最初の一歩は、人事担当者自身の業務負荷を下げること」という点は、見落としがちですが重要な視点だと感じました。

導入検討時を今、振り返る 〜課題設定から導入後活用まで〜

つづいて、SmartHR導入企業登壇セッションです。

ダイドードリンコ株式会社 真野 祐子さん、株式会社メルカリ 幸野 俊平さん、株式会社BAKE 並木 亮輔さん、株式会社パーソナルネット 森 知也さんを迎え、SmartHR導入から活用、人事労務業務の課題解決方法やキャリアについてお話しいただきました。

スポーツ界のマネジメント論から紐解く〜人と組織を強くするビジネス・メソッド〜

最後のセッションは青山学院大学 原 晋さんの講演です。「青学駅伝チーム」がなぜ強くなったのか、その理論と方法論をビジネスの場でも応用するヒントをお話しいただきました。

まとめ

「VUCA時代の人材マネジメント」にフォーカスしたセッションを、グラフィックレポートをもとに、振り返りました。人事業務を担当する方へのヒントとなれば幸いです。

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