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新入社員を受け入れる際に行うべきことと、注意するべきポイントとは?

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暖かい日も増えて、春を感じることが多くなりました。

なんとなく心もウキウキし、「なんか良いことありそう!」なんてつぶやきつつ、花粉症の鼻水をすすりあげつつ、この春の新入社員の迎い入れ準備をしておられる担当者も多いのではないでしょうか。

ということで、新入社員を受け入れる際のポイントについて、花粉症歴30年の僕が、鼻水をすすりあげつつ解説したいと思います。ズズズッ。

一番の基本の事務手続きをおさらい

法人であれば正社員を雇った際、雇用保険の加入手続きを入社月の翌月10日までに、社会保険(厚生年金および健康保険)の加入手続きを入社日から5日以内にしなければなりません。

特に健康保険については、新しい保険証が届くまで10日前後かかりますので、出来るだけ早く手続きしてあげるのが望ましいでしょう。

雇用保険の加入に必要な情報は履歴書等で確認できますが、社会保険の加入に必要な基礎年金番号は事前に年金手帳のコピーをもらっておくとスムーズです。

また、扶養家族の有無も確認し、扶養家族がいる場合は、扶養異動届の提出に必要な書類を事前にもらっておくとよいでしょう。

その他、誓約書や住民票等の書類についても事前にもらっておくのがベストです。

入社に際しては、従業員から提出してもらう書類だけではなく、会社も従業員に対して労働条件通知書の交付を忘れず行うようにしてください。また、雇用契約書がある場合はそちらの締結もお忘れなく。

健康診断は会社負担が良い?

もう一つ中小企業で忘れられがちなのが、新入社員に対する雇入れ時の健康診断の実施です。

これは入社日以前3ヶ月までに従業員が自身で受診した健康診断書を持参すれば省略できますが、それがない場合は、会社負担で健康診断を受診させなければなりません。

ただ、内定者に対し「入社までに自己負担で健康診断受けてきてね」と強制するよりは、会社負担で実施してあげたほうが、新入社員の会社に対するイメージは良いでしょう。

特に最近の若い人はブラックな匂いに敏感です。些細なことで入社早々新入社員のモチベーションを下げないためにも、会社負担での実施をオススメします。

マナー研修よりも大切なこと

さて、事務手続きが終われば、次は新入社員に対して社会人としての心構えを説くわけですが、お辞儀の角度は○度、正しい敬語の使い方、名刺の渡し方といった一般的なマナー講座は個人的にはあまり重要ではないと考えます。

そんなことをしても新入社員は「あー、めんどくせー。」てなもんです。現に新入社員時代の私がそうでした。本当にすみません。

こういったマナーは、仕事をしていく上で自然と身についていくものですので、最低限これだけはやってはいけない、ということを教えるだけで十分でしょう。

一方、昔と違い気をつけなければならないのは、SNSの使い方です。軽い気持ちで投稿した内容が、会社の評判を貶めることになったり、機密情報の拡散につながります。

具体例などを示しながら、禁止する項目や、それに対する処罰についてわかりやすく説明してあげましょう。もちろん禁止事項および処罰の内容を就業規則に規定しておくこともお忘れなく。

会社と従業員の信頼が何より大切

ブラック企業、鬱、過労死。仕事に対するネガティブな言葉ばかりが世間を賑わせていますが、私の経験上、社員の生活のことを真剣に考えている会社で働く従業員は皆、例外なく生き生きと仕事をしています。

会社が社員のことを思いやれば、社員も会社の為に頑張ろうという好循環が生まれ、おのずと企業の業績は向上していきます。

期待と不安に胸を膨らませ入社してくる新人たち。金の卵である彼らをどう磨き上げていくかは会社次第です。

労働基準法云々の前に、最終的には人と人です。会社と従業員がお互いのことを真剣に考えるという超アナログな思考が、結局一番重要なのです。

では、鼻をかんできます。ハ……ハクション!

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