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【Smart打刻】SmartHRのユーザー企業がアプリを開発。ユーザー視点にこだわった開発ストーリー(遠鉄システムサービス株式会社)

公開日
目次

SmartHRでは、ユーザー向けのアプリストア『SmartHR Plus β版』を公開しており、自社課題に合わせたアプリケーションをストアから連携、簡単な設定で利用できます。この記事では『SmartHR Plus β版』に公開されているアプリ、『Smart打刻』を開発した遠鉄システムサービス株式会社の藤井さん、高山さんに『Smart打刻』についてお話を伺いました。

遠鉄システムサービス株式会社
藤井 直さん / グループ情報システム部 グループシステム1課 課長 (写真左)
山田 典正さん / グループ情報システム部 グループシステム2課 主任(写真中左)
高山 博匡さん / 企画開発部 企画開発課 係長(写真中右)
桑原 由三子さん / グループ情報システム部 グループシステム2課 主任(写真右)
会社概要
社名:遠鉄システムサービス株式会社
代表取締役社長:佐野 智史
事業内容:システム開発、ネットワーク構築、ITサポート、OA機器販売
本社:静岡県浜松市中区千歳町91番地の1 遠鉄モール街ビル2階

Smart打刻とは?

(1)スマートフォン、PCから場所や時間を選ばずログインできる

Smart打刻は、SmartHR上で勤怠の打刻ができるアプリケーションです。従業員は、SmartHRの従業員トップページに表示されるメニューから、出退勤時刻の記録・管理が可能です。Smart打刻は従業員自身のスマートフォンやPCから操作できるため、場所や時間を選ばずに打刻できます。

「SmartHR打刻」のイメージ画像

(2)ID、パスワードの設定不要

Smart打刻のログインにはSmartHRのログイン情報でシングルサインオンが可能です。従業員が新たにID、パスワードを設定する必要はありません。

(3)従業員情報の追加・更新不要

Smart打刻ではSmartHRの最新の従業員情報を参照するため、Smart打刻上で入退社・異動などの従業員情報の追加・更新作業も不要です。

SmartHRユーザーだからこその視点でアプリを開発

中山

Smart打刻の開発の経緯を教えてください。

藤井さん

弊社では2018年からSmartHRを活用しています。業種・業態が異なるグループ企業を含めた、従業員1万人分の人事労務業務をSmartHRで効率的に進める事ができています。

参考:11,000人の人事労務業務の効率化を目指して SmartHRを導入

SmartHRの新機能へのフィードバックや機能改善の提案などのコミュニケーションを交わしていくなかで、社内の仕組みとどう最善に繋げていくかを考え続けてきました。また、人事労務は多くの会社が等しく必要とする業務ですから、社内でせっかく生まれた課題解決のアイデアを、なんとか汎用化して広く社会に提供できないか検討していました。ちょうどその頃、アプリストア『SmartHR Plus β版』のお話を伺い、「これだ!!」と電気が走りました。

藤井さんの写真

(藤井さん)

高山さん

藤井が熱量高く、Smart打刻の開発とアプリストア『SmartHR Plus β版』の話をプロジェクト会議にもってきた日のことは忘れません。

ユーザーだからこそ譲れない「使いやすさ」へのこだわり

中山

Smart打刻の開発において注力したポイントを教えてください。

藤井さん

ひとことで言えば「SmartHRユーザーがスムーズに使えるようにすること」、これに尽きます。SmartHRの最大の特長である “使いやすさ”をSmart打刻にもしっかり反映することは開発において重要なファクターになりました。

管理者、利用者を問わず全てのSmartHRユーザーが水の流れのようにスムーズに当然にSmart打刻を利用できる環境を整備する。これが我々の開発の考え方です。

高山さん

例えば、Smart打刻へのシングルサインオンでのログインを実現したのもそのためです。様々なサービスの併用が進む中で従業員が新たに専用のID、メールアドレス、パスワードなどを管理・運用するのはハードルが高いと思います。業種・業態によって従業員が会社のメールアドレスをもっていないケースも珍しくありません。

ボタンクリック1回でSmartHRから簡単にSmartHR打刻へのログインが可能

そのため、Smart打刻の開発に際して、新しいログイン情報を設定する仕様はどうしても避けたかったのです。ユーザー視点で考えれば、毎日の打刻のためにログインを2回するのは手間がかかりすぎで、使いやすいとは到底言えません。

笑顔の高山さんの写真

(高山さん)

藤井さん

SmartHRのインターフェースから違和感なく利用してもらうために、インターフェースのデザインもこだわりました。勤怠管理アプリケーションとして最も多くのユーザーに最も頻度高く利用される機能は、何よりも日々の打刻ですから、打刻画面への導線、ボタンの配置やサイズなどは最後まで調整しました。

ユーザーからの期待を受け、さらなる開発を続ける

中山

Smart打刻のリリース発表からどのような反響がありましたか?

藤井さん

こだわって開発してきたSmartHRとの親和性が評価されていると実感しています。一般的に想定される機能は継続して開発していますが、それ以外にも「これはできるか?」など、さらに前向きな要望も数多くいただいており、我々も刺激を受けています。

高山さん

現在、Smart打刻は打刻システムの形でリリースされていますが、勤怠管理全般の機能を期待されるお声も多くいただいています。

機能については現在も見直しを繰り返し、新機能のリリースに向けて動いています。具体的には、勤怠打刻と勤務シフトをあわせて管理できるような仕組みの追加を検討しています。

<実装検討中の追加機能>

  • 日計算・月計算の結果を日々リアルタイムに確認できる仕組み
  • 各種申請・承認への対応
  • 共有端末からの打刻ニーズへの対応

人事労務と勤怠打刻の連携をSmart打刻から

社内のさまざまなシステムが乱立して、従業員側が混乱してしまうケースも少なくありません。

Smart打刻は導入のための新しいアカウント発行や従業員情報の連携も必要ありません。従業員にとっても負担が少なく、いつでもどこでも使える勤怠打刻システムです。

社内の出退勤管理の効率化をお考えの方は、ぜひ一度導入をご検討ください。

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