紙とペーパーレスで比較!「住宅ローン控除」の申告書作成には何分かかる?【従業員チャレンジ】

2019.11.11 ライター:宅美浩太郎

こんにちは、SmartHR インハウスエディターの宅美です!

年末の足音が聞こえてくる今日この頃。人事労務担当の皆さまは、今まさに「年末調整」の対応に追われている真っ最中ではないでしょうか。

そんな年末調整の中でも、還付額が大きいことでも知られているのが「住宅ローン控除」。

しかし、2019年11月時点では、原本の提出が義務付けられており、いくらSmartHRが10月1日にリリースした『ペーパーレス年末調整2019年版』で、「住宅ローン控除申告書」にも作成サポート機能に対応したからといって、それを入力する従業員や、管理者の負担が軽減されるかどうかは、実際に検証してみないことにはわかりませんよね……!

そこで今回は、この「住宅ローン控除」について、「紙」と「ペーパーレス」でそれぞれ作成完了までに要した時間を測定し、その負荷がどれほどのものかを検証してみたいと思います。

毎年、年の瀬に自らの住宅ローンと向き合い続けているSmartHR社員のリアルな体験レポートをご覧ください!

そもそも「住宅ローン控除」とは?

「住宅ローン控除」とは、ローンを組んで住宅を購入したり、改築をおこなう際に税金が還付される制度です。

正式には「住宅借入金等特別控除」といい、ローンの返済を始めて以降、最長で10年間利用できます。

なお、住宅ローンの利用初年度については、確定申告の手続きが必要になりますが、2年目以降は会社で書類を受け取り、通常の年末調整とあわせて申請が可能です。(※今回の挑戦者はこちらに該当)

申請にあたって必要な書類は、以下の2種類。

  1. 給与所得者の(特定増改築等)住宅借入金等特別控除申告書
  2. 住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書

そのうち、記入が必要な「1」の書類がこちらです。

令和1年分 給与所得者の(特定増改築等)住宅借入金等特別控除申告書

令和1年分 給与所得者の(特定増改築等)住宅借入金等特別控除証明書

出典:国税庁「(参考文例)給与所得者の(特定増改築等)住宅借入金等特別控除申告書の記載例

文字が細かく言葉の理解が難しい上、計算まで求められます。

一方、SmartHRの「ペーパーレス年末調整」住宅ローン控除申告書作成画面がこちら。

SmartHR 住宅ローン控除申告書 作成画面

案内に従い、必要な書類から内容を転記して入力を進めていきます。

 

・・・さあ、そうこうしているうちに今回の挑戦者がやってきました!

今回の挑戦者はこの方。

緒方 進一さん(41歳・仮名)
2018年に、SmartHR社に中途入社。
妻、大学生の長男、高校生の長女との4人暮らし。

実は以前にも『年末調整のタイムアタック』を経験していることもあり、今回は余裕の表情(?)で登場。

「これ結構な金額返ってくるんだよね? 確かそうだったと思うんだけど。ねぇ、そうだよね?」

・・・準備が整ったところで、さっそくチャレンジ開始です!

「紙」で挑戦!住宅ローン控除

ボールペンを片手に、目の前に置かれた「住宅ローン控除」の申請用紙と向き合う挑戦者。

入場時のテンションはどこへ? さっそく表情が曇り始めます。

記入スペースが狭い問題

「実際は名前だけだな、自信を持って書けるの。」

そうつぶやいた直後、住所記入欄で手が止まります。

「県名は省略して『市』から書き始めてもいいんだっけ? 記入欄が狭くて書けないのでビル名は省略。で、大丈夫だよね?」

(5分経過)

記入ミスの修正がやっかい問題

その後も挑戦者の苦悩は続きます。

「あ、さっそく記入ミスっちゃった。用紙ってもう一枚もらえないの? 住宅と土地の記入欄を間違えた。出だしでつまづいたら、テンションだだ下がりじゃん……」

「いうても僕、これ書くの8回目なんですけど……」

(10分経過)

記入内容が正しいのか不安になる問題

黙々と記入を進める挑戦者。

「これとこれは何が違うの? 本当に合ってるか不安になってきた……。マークシートのテスト用紙で、同じ数字がずっと続いてるような不安に襲われてます」

「特定増改築等の必要の額にかかる借入金等の年末残高11と12の少ない方……」

(15分経過)

計算によってミスが生じやすい問題

住宅ローン控除申告書特有の計算項目に突入する挑戦者。

「今日は電卓持って来てないし、間違ったら恥ずかしいな。そもそも人に複雑な計算させたらダメなんだって……」

(20分経過)

「……これで完成したのかな?」

〜〜〜 終了 〜〜〜

「紙」で「住宅ローン控除申告書」を記入した結果

所要時間、21分41秒!!

「イライラしないと思ったら、やっぱりぶっちゃけイライラしちゃった。もうペーパー体験は終わり? これでやっとペーパーレス? もう今日の分のライフ、ゼロ……」

 

緒方さん、本当にヘトヘトだったので、続きは後日挑戦してもらいました。

「ペーパーレス」で挑戦!住宅ローン控除

それでは、続いて「ペーパーレス」にて挑戦いただきます。どうぞ!

そもそも「迷わない」

さっそく、画面の指示に従って入力を始める挑戦者。

「……」

 

「……」

 

「うん、迷わないですね」

写真を撮ってPCへ移すスキルが必要?

「書類の画像を添付する作業が割とありますね。スマホで書類の写真を撮って、PCに移す作業が何度か出てくる」

(5分経過)

「PCではなく、すべてをスマホで完結しようとする人にとってはもっとラクなのかも? とはいえ、何かで悩むことなく淡々と進められるのがいいですね」

「他のことで散々悩んでるんだから、この手続きくらいでは悩みたくないですね(ボソッ)」

画像の向きはあとで回転可能

「あ、写真が横向きになっちゃった」

(編集部注:画像の向きは、あとで回転できます)

「……」

「……」

「おー、終わった!!!」

 

〜〜〜 終了 〜〜〜

「ペーパーレス」で「住宅ローン控除申告書」を記入した結果

所要時間、8分33秒!! なんと6割減です。

(参考:「紙」の所要時間:21分41秒

 

「紙のときと比べて、口数が少なくてスミマセン! 特にツッコむ要素ないんですもん。それくらいラクでしたね」

二通りの方法で「住宅ローン控除申請」の書類作成を終えた挑戦者の感想

「ペーパーレスの場合は、PCとスマホでサクサク進められるので、ストレスがなくていいですね。

特に今回の『住宅ローン控除』の場合、書類の内容を転記するだけなので、一言でいうと悩まない。紙の場合は、自分で書いた内容が正しいのか確信を持てないのが辛いんですよね」

「あとは、入力していない項目があればアラートでお知らせしてくれるのが便利だなと。途中まで入力して、また後で再開できるのもいいと思います。

どうしても仕事の合間でやることが多いので、資料集めとか後まわしになりがちじゃないですか。そうなると内容も雑になるし、記入の精度も落ちる。

提出期限間際になると、担当者の方々もピリピリしてくるじゃないですか。だから今回、自分は従業員の立場でやりましたけど、担当者の方の負担はやっぱり気になりますよね。

毎年のことなので、なるべくお互いにストレスのなく対応できるといいですよね」

おわりに

来る2020年には税制改正が行われ、「住宅ローン控除申告書」を含む「年末調整書類」が大きく変わることが予定されています。

書類のレイアウトもさらに複雑になると言われており、早い段階からの「ペーパーレスの年末調整」の導入が推奨されます。

事実、年末調整をきっかけに煩雑だった社内の労務業務を一気に効率化したという声も多数上がっています。(参考:株式会社サッポロドラッグストアー『3,400名分の年末調整を電子化、雇用契約締結の回収も約1ヶ月短縮。』

これを機に、管理者にも従業員にも優しい「ペーパーレス年末調整」を検討してみてはいかがでしょうか?

3分でわかる「ペーパーレス年末調整」を読む

 

※ 記事公開時点では、住宅ローン控除に必要な書類(「給与所得者の(特定増改築等)住宅借入金等特別控除申告書 兼 年末調整のための(特定増改築等)住宅借入金等特別控除証明書」)は法律で原本の提出が義務付けられています。そのため、SmartHRを使用した場合でも、画面上の内容を転記して原本を提出する必要があります。所要時間の目安は2分程度です。
宅美浩太郎

株式会社SmartHR マーケティング。SE、ウェブ担当者を経験した後、ウェブ編集者に。複数のメディアで編集長を務めた後、現職へ。
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