1. SmartHR ガイド
  2. ユーザーコミュニティ

メンバー同士のつながりが生み出すコミュニティの力

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2024年7月17日(水)、東京国際フォーラムで開催された「SmartHR Connect 〜AIとHRテクノロジーが紡ぐ革新的企業への進化〜」の「KOKODAKE STAGE」にて、コミュニティが生み出す力についての対談が行われました。

登壇者は、「人語会」を運営するポラスグループ株式会社 人事部長兼ポラテック株式会社監査役の石田茂さんと、SmartHRユーザーのコミュニティ「PARK」を運営している田中 圭。「突撃!となりのコミュニティ 人語会 × PARK ここだけ対談」と称したこの場では、コミュニティの可能性が探られました。

  • 登壇者石田 茂

    ポラスグループ株式会社 人事部長兼ポラテック株式会社 監査役

    1996年ポラスグループへ新卒入社。27年間人事に携わり、2013年人事部長に就任し現在に至る。ポラテック株式会社 監査役を兼任。ライフワークとして複数の異業種交流会を20年に渡り企画・主催し、社会関係資本を構築している。

  • 登壇者田中 圭

    株式会社SmartHR カスタマーマーケティング部 アドボカシーユニット

    2022年にSmartHRに入社。入社から一貫して、SmartHRユーザーコミュニティ「PARK」の企画・運営に携わる。現在は、「PARK」を運営するアドボカシーユニットのユニット長として、方針・戦略策定やチームマネジメントを務める。

会社以外で居場所を見つける、お互いのコミュニティ

はじめに、「人語会」と「PARK」それぞれのコミュニティが設立された背景と内容について説明がありました。

学びとつながりのプラットフォームを目指すコミュニティ『人語会』

石田さんの登壇中の様子

(登壇者の人語会を主催する石田 茂さん)

現在、約200名が参加する会員制のコミュニティ「人語会」。数か月ごとに開催され、同じメンバーが繰り返し参加する「飲み会」に重きを置いた会です。石田さんは、2003年から「人語会」の前身である「かつらむき」の会を発足。仕事で知り合った方たちと「人と組織とビジネス」について真剣に議論した経験が、いまの活動につながっています。

石田さんは、「さまざまな人と交流する機会がなかったので、自分で機会をつくり出そうと思った」と振り返ります。「会社のなかで困っている人がここに来て自分をリセットし、学び直せる場所をつくりたかった」と、その想いを込めて「人語会」を立ち上げました。

人事・労務に携わる人びとが集う公園のようなコミュニティ『PARK』

田中の登壇中の様子

(登壇者のPARK運営チーム 田中 圭)

一方、悩める人々の居場所をつくりたいという想いで活動している、SmartHR ユーザーコミュニティ「PARK」。業務の悩みやアイデアを共有し合うことで、組織成長やその人自身のキャリアアップにつなげていくことを目指すコミュニティです。2023年7月に正式オープンして、(2024年7月時点)約1,400名以上のSmartHRユーザーが参加しています。 

積極的なコミュニティ参加が組織内での活躍や成功に結びつく

長年コミュニティに関わるなかで「コミュニティと会社組織は共通する要素があると感じている」という田中。コミュニティで活躍している人は、組織のなかでも活躍できるのではないか……。各コミュニティの成功事例からヒントを探ります。

対談の様子

(対談の様子)

石田さんは、「組織でもコミュニティでも成果を出す人の特徴は、フットワークが軽いこと」と述べました。コミュニティをうまく活用している人は部下を連れてきて、リーダーとしての姿を見せることで現場の人々によい刺激を与えているそう。

「行動する姿勢」は、PARKの参加者にも共通しているのが特徴です。今年9月、東京で開催される大規模イベント「PARK fes. 2024」では、多くのコミュニティメンバーが全国から自主的に参加します。こうした積極的な姿勢が、コミュニティ内での情報発信と相乗効果を生み出しているといえるのかもしれません。

リーダーシップを育むコミュニティの化学反応

単なる交流にとどまらず、業務改善や新たな発想を生む場でもあるコミュニティ。石田さんは、「コミュニティに関わることで勇気をもらえた」と語り、自身で新しい仕事をはじめる際にコミュニティで得た知識が大いに役立ったと述べます。

田中も、「コミュニティで得られる情報には大きな価値がある」と、自身の足で現場に赴くことで得られる知見が重要であると強調しました。

対談の様子

PARKでは、年間約60回以上のイベントを開催しています。そして、ユーザーが主導してイベントを立ち上げているのが特徴です。「人事・労務の担当者は悩みを抱えがち。相談相手が少ないことが課題との声もよく聞く」という田中。だからこそ、コミュニティを活用した「横のつながりをつくる」メリットがあります。こうした活動が、メンバーのリーダーシップを育み、ポジティブなサイクルを生み出しているのです。

“他社の同僚”と出会うことで新たな視点が見つかる

PARKでよく使われるのは「他社の同僚」という言葉。「PARK fes. 2024」のコンセプトも「他社の同僚と出会い、学び合う1日」です。自分の組織だけでなく、外の視点を取り入れることで、いま自分が抱える悩みに対して新たな解決策が見つかるかもしれません。

PARK fes. 2024公式ウェブサイト

石田さんは、「イノベーションや新しい発想は、ゆるいコミュニティから生まれることが多い。コミュニティの自由な雰囲気が新しいアイデアを生む土壌になる」と語ります。

コミュニティでの活動は、業務改善のヒントを見つける足がかりになるかもしれません。PARKに興味があるという方は、ぜひコミュニティに参加し、その価値を体験してみてください。

※お申し込みはPARKの公式ウェブサイトから
※SmartHRの有料プランご契約中の人事・労務に携わる方限定で参加いただけます

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