【従業員サーベイ機能】数値も課題も解決策も共有することで「働き続けたい職場」が見えてくる(株式会社ハクブン)

2022.05.10 ライター:村田 崇

SmartHRユーザー 従業員サーベイ

株式会社ハクブンさまの活用事例インタビュー

こんにちは。 SmartHR カスタマーサクセスチームの村田です。従業員サーベイ機能をご活用いただいている企業さまへ導入に至った背景やご活用方法を伺うインタビュー企画。今回は「美容室IWASAKI」の運営・管理を行なわれている株式会社ハクブンさまです。

インタビュー
株式会社ハクブン
岩崎 麻由さん/広報部 広報部長(左)
今 慎太郎さん/広報部(右)

活用ポイント

  • オリジナルの設問を通じてリアルな声が集まり、今後の課題が明確に
  • 全管理者が閲覧可能な状態にしたことでコミュニケーション向上に成功
  • 現場に近い管理者の本音を引き出すコツは「ボトムアップ型」運用
  • 店舗ごとの課題を知り、改善策を立て、より良い店舗づくりのために継続中

「魅力的な会社」であるための定量把握

村田:どのような課題や人材戦略があって導入されたのでしょうか。

岩崎さん:従業員定着率の改善です。美容業界は*3年目で56%の方が辞めていく、離職率が高い業界です。店舗数が多く転職しやすい環境のため、魅力ある美容室でないと人材を確保できないといえます。では、弊社はどのようにすれば美容師にとって魅力ある会社になるのか、みなさんがどういったところに課題を感じているのかを定量的に測るために導入しました。
*厚生労働省「新規短大美容卒就職者の産業別離職状況」

「現場が見える質問」から課題を発見

村田:サーベイを実施する際に気をつけられていることはありますか?

岩崎さん問題が浮き彫りになる設問を意識して作ることですね。技術の仕事をしている現場の課題を知るために、半分ほど内容を変更しました。

村田:リアルな回答を引き出すコツがありましたら、教えてください。

今さん:弊社ではどのお店も同じクオリティになることを目指し、作業工程の統一をしています。そのための教育が店舗ごとになされているかといった質問を作りました。

岩崎さん:実際、リアルな声が聞けたことで、本部が現場で何が起こっているかを把握できていなかったことがわかり、今後の課題が明確になりました

岩崎さん「上司からのフィードバックが足りない、との回答が多いことも判明しました。人間関係は離職に繋がってしまう理由になるため、課題発見できてよかったです」

全管理者の「見える化」でコミュニケーション向上

村田:声を集めた後の運用方法について教えてください。

今さん管理者の方たちに結果報告をします。「こういった課題があった。一般従業員の方々はこの部分を不満に思っているのではないか」と。

村田:なるほど。その結果内容を多くの従業員様に知ってもらいたいですよね。

今さん:そうですね。そこで弊社では、公開範囲を特定の部下だけじゃなく全管理者がすべて閲覧可能にしました。

岩崎さん:前回の数値と比較してどう対応したか、結果や改善策も含めて。

今さん:会社ごとの平均値や解答率を店舗別や管理者別に、どの店長やチーフ、主任、そして管轄に課題や改善点があるのかを把握できるようにしています。

村田:店舗ごとのコミュニケーションに変化はありましたか?

岩崎さん改善幅が良かった施策の指導内容や結果を、共有した管理者に他の管理者が教えてもらう、素敵なコミュニケーションが生まれていますね。

意見を引き出す「ボトムアップ型の分析会議」

村田:共有の仕方で、なんらかのルールを決められていることはありますか?

今さん:はい。サーベイと同時に、内容を共有する「分析会議」を年に3回開催しています。その際、ボトムアップ型で運用しています。

村田:現場に近い管理者から共有の場を開始されるのは、どんな背景があったからですか?

岩崎さん:現場に近い管理者にとって上層部のマネージャーがいる前で発言することに遠慮があったようで。ならば! と実施しました。その結果、普段は発言を控えている管理者からも率直な意見を聞くことができました

今さん:そうして集まった意見を、上層部の管理者に伝え、改善に向けてのアクションプランを会議で決めていきます

今さん「従業員サーベイを実施して管理者の意識が変わりました。数値が高かったところは“私はこのやり方で良いんだ” と自信に繋がり、その反面いつも自信満々だった方が非常に謙虚になった部分もあります」

サーベイがきっかけでイベントを開催

村田:改善に向けてのアクションプランも共有されているのは素晴らしい取り組みですね。ちなみに全管理者へ共有する際は、どのような形式をとられているのですか?

岩崎さん目標と課題を共有する「発表会」というイベントを開催しています。課題への取り組みや結果などを代表者が1人ずつ発表する形式で、大変盛り上がっていますよ。

村田: すごいですね。他にも、従業員サーベイがきっかけではじめられた施策はありますか?

今さん:従業員同士のエンゲージメントを高める取り組みとして「ヘアスタイルフォトコンテスト」をはじめました。

村田:楽しそうなイベントですね。

今さん:美容師はやはり技術仕事なので、技術を向上しながら管理者とメンバーのコミュニケーションが取れる環境を作ろうと。

岩崎さん:授賞式では、管理者と受賞された方、お二人とも本当に嬉しそうでした。

今さん:働くことが楽しくなるきっかけになったと思います。

岩崎さん:結果をみなさんに公開するのってすごく大事なことなんですよね。結果、回答率が初回に比べて約30%も向上しました。多くの従業員がサーベイを通じて素直な意見を出していただける環境になったのではないでしょうか。これからもすべての従業員が働きやすい環境であり続けるために、従業員サーベイを駆使していきます。

読者のみなさんへメッセージ

岩崎さん

事業所が各地域に点在しているサービス業の形態は、SmartHRを使うことによって従業員の方と本部のエンゲージメントが高まります。それに伴い離職率の低下に繋がりますし、働く方のモチベーションも上がるように感じました。

今さん

SmartHRのサーベイ機能で上司の立場では拾いにくいところが拾えて、働く側としてもヒアリングしてくれていると救われることがあると思います。名前を伏せて行なうこともできますので、心の負担やモチベーションを考えながら使っていただけたら、会社全体が良くなると思います。

 

※掲載内容は取材当時のものです。

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村田 崇

カスタマーサクセスグループ所属。求人広告会社での採用コンテンツ統括マネージャーおよびメディア編集長、人事系SaaS会社でのWebディレクター/ライターを経て2021年SmartHRに入社。サクセスコミュニケーションユニットに所属し、ユーザー向けコンテンツのディレクションをメインに活動中。
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