【分析レポート】データドリブンな人事が目指す新戦略は「効率化」と「共通認識」〜後編〜（ビズメイツ株式会社）

佐藤さん

データを探す手間がなくなって、どこに何の情報が入っているかがわかりやすくなったので、これだけでかなり効率化されています。

佐藤さん

そうですね。経験を重ねた社員は作業するより考える仕事を増やしたほうがいいので、そういった時間が捻出しやすくなってきています。

本間さん

事業部ごとの従業員数、役職ごとの男女性比率や年齢層、中途と新卒の割合、平均月収や平均残業時間など、色々使っています。

佐藤さん

経営層には、1人あたりの売上や年齢、平均年収、平均在職年数と退職比率などを全体的にインプットしてもらっています。それを中長期の計画に反映するイメージです。

佐藤さん

なったと思います。あと、今までだと時間がかかっていたのが、タイムリーに要望に応えられています。経営陣にスピード感ある情報提供ができるようになったのは大きいですね。​

佐藤さん

人事情報が他部署にも認知されている機会を作りたいんですよね。

佐藤さん

意外と「自部署の従業員の平均年齢が知りたい」みたいな依頼はなかなかこなくて。もし部署の構成が常に見える状態だったら、「最近年齢が上がってきたし、若手層が少なくなってきているな」とこれからの組織を考えるときにいい気づきになると思うんです。ですので、各部署がデータを閲覧できる環境を早く整備したいですね。

佐藤さん

データドリブンな体制にしたいなと思っていて。

佐藤さん

そうですね。人事だけが知る情報、そして各部署で持っている情報を活用することで、戦略の確度は上がっていくでしょうし、それにより経営計画の実行力が上がっていくはずですので、そういったところにも貢献したいです。

佐藤さん

経験から導き出されるある意味感覚的な行動も大事だと思いつつも、定量的データに基づいた思考も非常に大事になります。

本間さん

そのためにも、まずは人事が定期的に情報やデータを提示していき、各事業部の打ち手として考えてもらいたいなと。

佐藤さん

人事が先駆けて立ち上げることで、確度の高い経営計画を策定するために、各部署でもつ情報やデータを活用する事の有用性を示していければと考えています。​