あなたの会社に最適な働き方はどれ!? オフィス勤務・リモートワーク・ノマドを徹底比較!


社会保険労務士 表参道HRオフィス山本純次です。

昨今、モバイル環境の整備やクラウドシステムの普及により、多様な働き方を実現できる状況になっています。とある会社のCMでも、「何で会社にいかなきゃいけないんですか?」という若手社員の言葉に上司が新しい風を感じるシーンがあったりします。

働き方改革、過重労働の防止、多様な働き方の実現に向けて、今までにない働き方に関する制度を導入する企業は多くなっていますが、メリットもあれば当然ながらデメリットもあります。

今回は、一時期の流行で制度を導入することがないよう、勤務形態別にそれぞれのメリット・デメリットを比較し、自社での働き方にフィットした制度を導入できるよう、相性も踏まえ考察します。

勤務形態比較表

まず、各勤務形態による1人あたりのコスト差や、長短所を整理しました。なおコストに関しては一般的な利用料等に基づく一例です。

ご覧いただければわかるように、「勤怠管理」や「コミュニケーション」を重視するか、はたまた「作業効率」や「疲労感/ストレス対策」を重視するかなど、各企業で優先したい要素により選択肢は分かれます。

業種や職種などを鑑みて、どのような要素を重視するかなど、会社の状況にあわせて検討すると良いでしょう。

以下に、各勤務形態の詳細を解説します。上記の比較表と合わせ、自社にマッチした形態は何か? を検討するにあたっての参考にしてみてください。

1. オフィス勤務

従来からの広く一般的な働き方であり、また労働問題における諸悪の根源と言われるような風潮もありますが、職種や業務内容によっては当然この働き方をベースにした方が良いものが多いです。

オフィス勤務のメリット

同じ場所で勤務をしているので、すぐにでも情報を交換できたり、勤務状況を把握することができます。

また、機密情報を取り扱うような業務ではやはり場所的な独立性を保てるということは重要になります。

オフィス勤務のデメリット

通勤に時間がかかることのほか、また出勤していれば仕事をしたという気持ちにもなるので、成果への意識が低くなる可能性もあります。

また、コミュニケーションがとりやすい反面、煩わしい人間関係に時間をとられてしまうことも多々あります。

加えて、オフィス環境が必要になるので、固定費用としての家賃、光熱費、施設維持費などが当然ながら負担となってきます。

オフィス勤務に適した職種

この働き方に適した職種としては、経営企画や人事などのヘッドクォーター業務だったり、営業事務などが挙げられます。

2. リモートワーク

モバイル環境等が整ってきた中で注目されているのがこの働き方です。

PC環境を社内同様のレベルで自宅等でも使用できる環境が整えられれば、オフィスに出勤することなく業務を進めることができます。

リモートワークのメリット

自宅などで子育てをしながら勤務したりできるので、多様な働き方に対応できることが挙げられます。

また、通勤時間・費用の削減、オフィスコストの削減にもつながります。

リモートワークのデメリット

勤務状況を把握しづらいことが挙げられます。業務を怠けている時間などの判断や毎日の業務の成果をどのように把握するかという問題があります。

また、コミュニケーションをどのようにとっていくかという問題も出てきます。ネット会議などでカバーもできますが、定期的に会社に来てもらうなどの施策も必要かもしれません。

その他、どうしても重要な会議等で顔を合わせて会議しなければならないという業務があった場合、結局会社に行かなければなりません。

リモートワークに適した職種

この働き方に適した職種としては、SE等でPC環境内で完結できる業務をメインにしている従業員や、ある程度業務の型が決まっている事務職などが挙げられます。

3. ノマドワーク

ノマドとは英語でNomad(遊牧民)を意味し、ここ数年で話題になっている働き方です。

リモートワークに近いものではありますが、より場所的な概念に捉われず、カフェや郊外での勤務など、仕事ができる環境であれば場所に捉われず働くスタイルで、自由な働き方として注目を浴びています。

ノマドワークのメリット

自由な時間や空間を使っての新しい発想や提案を生み出せる可能性があること、またリモートワーク同様、通勤やオフィスコストの削減につながります。

フットワークを軽く保てるため、様々な人や企業との打合せ、イベント参加などその日のその時のスケジュールに合わせた柔軟な行動が可能です。

ノマドワークのデメリット

実際の業務の成果をどう把握するかに課題が残ります。会社への帰属意識を持たせづらいところがあるので、どの部分にコミットして会社としての業務責任を持たせるかというのも重要です。

また、勤務場所が流動化しますので、連絡方法の徹底、コミュニケーションの取り方には注意が必要です。

当然ながら情報漏洩が危惧される職種では導入を避けるべきです。

ノマドワークに適した職種

この働き方に適した職種としては、様々な人々や企業・団体と接する企画ディレクターやライターなどが挙げられます。

自由な環境の中で、個人の能力に即した業務をメインにする人にとって適していると言えるでしょう。

 

以上のように、様々な働き方が出てきてはいますが、どの会社でも導入すると効果があるというものではありません。

しっかりと自社の業務と職務内容、IT環境の整備状況を考え、例えばオフィスワークとリモートワークを併用するなどのハイブリッドな制度の導入も視野に入れることで、自社に即した制度を整備されることをオススメいたします。

特定社会保険労務士 山本 純次

渋谷・表参道に事務所を構える人事労務の専門家、社会保険労務士表参道HRオフィス。代表山本純次。社労士として社会保険・労働保険の手続き代行から就業規則の策定、労務相談までなんでも対応いたします。事務手続き代行、給与計算、就業規則作成まで幅広い人事労務業務を対応いたします。また、ベンチャーとシステムに強い社労士としてIPO支援に関する業務まで対応しております。社会保険労務士 表参道HRオフィス
他の執筆記事はこちら

関連記事