年末調整の提出期限を過ぎても大丈夫! 意外と知られていない2つの対処法とは


社会保険労務士の山本純次です。

年末調整の時期がピークとなっています。既に会社のほうには書類は提出されましたでしょうか?

年末調整の記入

年末調整は年間の所得額を確定し、そこから各種控除を計算したうえで年間の所得税額を計算します。既に支払った税額よりも年税額が低かった場合は還付金という形で戻ってきますので、年末年始には少し嬉しいお小遣いとなることもあります。

その中で、会社が指定した年末調整の提出期限に書類を提出し忘れたという場合、どのように対応すべきでしょうか? 大きくは2つの対応方法があります。

12月ではなく、翌年1月に年末調整の計算を実施してもらう

12月給与で年末調整をしている会社だと、1月に再年調(年末調整の再計算)を実施してくれることがあります。会社の給与担当者に確認のうえ、1月に対応できないかということを確認してください。会社は1月31日までに、税務署や各市区町村に支払報告書を提出する必要があるので、1月給与で年末調整を再計算することは間に合うものなのです。

翌年の2月から3月に「確定申告」で申請する

年末調整というのは、所得税額を確定させる計算を企業が税務署に変わり簡易的に実施してくれる制度です。サラリーマン以外の個人事業主などは確定申告により、個人ごとに証明書等を持参のうえ税金の申告をするという方法をとっています。

また、サラリーマンの方でも簡易な方法で実施する年末調整では実施できない、医療費控除や寄付金控除などがある場合は企業で年末調整を実施した後で確定申告で追加の申請をする必要があります。

そのため、もし会社に提出し忘れた書類があった場合、確定申告で申請するという方法もとれます。各種証明書にあわせて企業で発行してもらえる源泉徴収票を持って行けば、税務署にて申請ができます。

年末調整の時期を過ぎたとしても、必ず申請すること

年末調整は多くの場合、還付金が出るような仕組みになっていますので、書類提出の〆切がある場合は、しっかりと書類を準備のうえ申請を行ってください。ただ、どうしても間に合わなかった場合などは対応方法もありますので、上記を参考にしてみてください。

特定社会保険労務士 山本 純次

渋谷・表参道に事務所を構える人事労務の専門家、社会保険労務士表参道HRオフィス。代表山本純次。社労士として社会保険・労働保険の手続き代行から就業規則の策定、労務相談までなんでも対応いたします。事務手続き代行、給与計算、就業規則作成まで幅広い人事労務業務を対応いたします。また、ベンチャーとシステムに強い社労士としてIPO支援に関する業務まで対応しております。社会保険労務士 表参道HRオフィス
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